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死生観の違い

明治生まれと昭和生まれの高齢者の死生観には、時代背景や社会環境の変化による影響がとても大きいと思います。以下に、一般的な違いをいくつか挙げてみました。 価値観の違い: 明治時代の人々は、死や生の厳しさを身近に感じていた可能性があります。貧困や飢餓、戦争などの困難な状況に直面し、生と死に対する考え方が現代とは異なる場合があります。 昭和時代に生まれた世代は、戦後の復興期や高度成長期を経験しました。彼らは家族や地域社会の絆を重視し、生老病死を含めた人生全般において、共同体の中で支え合うことが大切であると考える傾向があります。 宗教観の変化: 明治時代には、仏教や神道が広く信仰されていましたが、昭和時代になると、西洋のキリスト教や新興宗教が影響を与え、個々の宗教観が多様化しました。これにより、死生観も個々の信仰や宗教観によって異なる傾向があります。 医療技術の進歩: 昭和生まれの世代は、医療技術の進歩を目の当たりにしてきました。長寿化や病気の治療法の向上により、死という概念への恐れや受け入れ方が異なる場合があります。一方で、医療の進歩によって人工的な延命措置や機械的な死(人工呼吸器やペースメーカーなど医療機器など生命維持装置のみで生命を維持する状態)に対する懸念があり、生について向き合う場面が圧倒的に多い。 個人主義の台頭: 昭和以降の世代は、個人の尊重や自己決定権の重視が強まっています。そのため、死生観も個々の人々が自らの意志で選択できるものとして捉える傾向があります。 これらの要因により、明治生まれと昭和生まれの高齢者の死生観には違いがありますが、個々の人々の経験や価値観によっても異なるため、一様に当てはまるわけではないです。 明治生れの方は、身近な人達が戦死していて、自分が生きている事が申し訳ない。高齢者になって人の世話になるのも申し訳ないと話される方が多かったように思います。 昭和生れの方は、身近な大人が戦死されていたり、空襲など焼け野原で行政の支援や穏やかな家庭などの経験なく、がむしゃらに日々を生き抜いて働き続けておられる。 それが高齢になっても継続されているのかなと思っております。 なので、御本人の死生観も多様になってきているので、まず寄り添う事から始める事が大切なのかなと思います。
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介護の日常を始めるにあたって

皆さん、初めまして。このブログでは介護の日常について共有し合い、励まし上げる場を提供したいと思います。 私は介護士として数十年の経験を持ち、その中で学んだことや感じたことをお伝えしていきます。 介護は時に大変なこともありますが、その中には喜びや成長もあります。 このブログを通じて、みなさんと共に支え合いながら、笑顔あふれる介護の日々を送れるよう願っています。 どうぞよろしくお願いします。
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